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五月祭講演会続報

みなさん5/25が何の日か覚えてますか?そう。ガートナー日高社長の講演会の日です。遅くなりましたがあの日のアンケートの質問の回答結果を掲載させていただきます。


(Q)世界と比べて理系経営者の少ない日本。今後、理系が経営の世界に進出していくことは可能か。またそのために必要なものは何か。


(A)文系理系に関わらず、経営者の資質があれば可能です。必要なものは私心をもたないこと、お客様のニーズを現場レベルで理解すること、それにあわせて社内を改革すること、グローバルなビジネスと経営モデルの理解とグローバルな人材登用、社内の創造性を保つこと、それらを実現するための戦略と実行などです。


(Q)コンサルの経験を通じて、理系経営者と文系経営者に何か違いは感じたか。感じたのならば、それはどんな違いか。


(A)優秀な経営者であれば、文系でも理系でも自分の足りないところを自覚しそれを自身の勉強や人材の登用で補いますので、あまり違いは感じません。


(Q)中国系、インド系の会社に対する印象はどうか。(今後の伸び、日本との違い、日本のベンチャーとの違いetc)


(A)プロ意識が強く努力家です。また世界に目を向けており、しっかりしたビジョンと戦略を持っています。今後大きく伸びると思います。日本のベンチャーは世界に目を向けること、しっかりした経営基盤を作るための戦略が大切です。


(Q)日本の外国企業にはない長所はなにか、また短所はなにか。またその長所は今後どう伸ばしていけばいいのか。短所はどう克服すべきか。


(A)従業員の質が高いこと、勤勉なことが長所で、変化になかなか対応できないこと、グローバルの視点が弱いことが短所です。視野が広く実行力のある強いリーダーシップがないと自分自身を変えることは出来ません。


(Q)テクノロジーと企業経営を一体化させるには何が必要か。また一体化することで生まれるシナジー効果はなにか。


(A)それが必要だと信ずる経営者の育成が必須です。そのような経営者が優れたCIOを任命し二人三脚で仕事をすれば、テクノロジーと企業経営の一体化ができます。効果は企業の最適化と競争力の強化です。


(Q)10年後のIT産業はどのような様相を呈しているか。


(A)よりグローバル化が進み、国内だけでビジネスをしているIT会社は弱体化します。よりネットワーク化、標準化が進み、これをうまく活用する企業は競争力を増します。より便利な機器が消費者に広まり、生活全般にITが今よりもっと浸透します。


(Q)世界を動かす国はアメリカであり続けるか。つまり、覇権国家は揺るがないか。


(A)アメリカは覇権を取り続けると思いますが、EUやBRICSの発言力も増します。


(Q)英語の他にもう一つ言語を学ぶとしたら、どの言語を推奨するか。


(A)英語が唯一の国際語です。それ以外は個人の問題です。日本のビジネスでは中国語のニーズが増すでしょう。


(Q)採用面接において一問だけで判断するとしたら何をきくか。


(A)自分でもっとも成功した体験とそのやり方を詳細に聴きます。


(Q)社会貢献に関して経営者として考えていることは何か。


(A)全ての企業活動は社会貢献だと思います。個人的な思いは健全なITの発展、日本のITのグローバル化、環境保全、日本の景観を取り戻すことへの支援です。


(Q)社会貢献が正しいとする価値観は、あくまで社会の側から見た価値観に過ぎないように感じる。そうではなく、社会貢献が個人の人生にもたらす利益とは何か。


(A)例えば携帯電話の普及は企業活動による社会貢献の一例ですが、これが個人に利益をもたらしていないという人は少数派だと思います。これまでのさまざまな企業活動は一部の例外を除き個人の利便性の向上のためにあったと思いますし、そうでなければ誰もその企業の商品・サービスを買いません。ただ、自然とのバランス、文化や景観の継承、よき社会構造や人間関係を保つことなどを真剣に考えることが大切だと思います。これは企業活動だけでは語れない問題です。